X脚でお悩みの小学4年生のインソール

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はじめての日記です。笑 

本日はX脚でお悩みの女の子がインソールを作りに来てくれたのでご紹介します。なんとなく子供の歩き方が変だなと思っておられた親御さんが院内のインソールを見てご相談を受けました。今のところ痛みや障害はないとのこと。

早速本人に来てもらってフットプリント(足形)と歩行分析をしてみました。フットプリントを見てみると、扁平足と浮き指(第4・5指)が見られます。みなさんは扁平足=悪い足というイメージがあるかもしれませんが、必ずしも悪いとは限りません。例えば陸上の短距離選手などは、足の裏の筋肉が発達しすぎてフットプリントでは扁平足に見えます。フットプリントはあくまで静止した状態のものです。この扁平足や浮き指が悪い動き(歩行)を及ぼしているかが重要です。
後方からの足の形態です。後からみるとやや内側にくの字に傾いているのが分かりますか?これを回内足といいます。X脚の原因は回内足の可能性も考えられます。回内足と扁平足を同じように思われる方も多いですが、身体の動きに与える影響は全く違います。

この後歩行を見せてもらいました。歩行を見てみるといろいろ問題点は出てきました。本当は歩いてる動画も見てもらいたいのですが、まだこの日記へどうやって動画をUPしたらいいのか分かりません(笑)なのでまたUPの仕方が分かったらこの日記に載せようと思います。歩行分析後、オーダーインソールを施し再び歩行チェック、また微調整し歩行チェックを繰り返して1時間半ほどかかりましたが、本人も嫌がることなく“すごい歩きやすい”と言ってくれました。親御さんもあまりの歩きの変化に驚かれていました。

インソールとしては回内扁平足やX脚を直すという事に重点を置かず、より歩行がスムーズにバランスよく重心移動ができるように考えて作っています。僕の考えですが、あまり回内扁平足やX脚を必死になって直そうとしてしまうと逆にいろんなバランスが悪くなって良くない結果を生むことになると思っています。例えば今回のX脚をまっすぐにしてしまうと骨盤や股関節の不安定性を生じてしまう場合もあります。特に今回は、痛みも障害もない状態でこれから先の予防として親御さんも考えておられたので、見た目改善だけのインソールではなく、歩行の改善によって本当にダメなX脚であれば結果的に徐々に良くなっていきます。本質はX脚を治すことではなく、X脚によってもたらされるであろうこれからの負担を軽減し健康に過ごせるようにすることです。骨格や動きの癖は、個人それぞれ違います。人によって良くない動きの癖でも、骨格によっては必要な代償作用の動きの場合もありますので、そこを踏まえながらそれぞれの個性に合わせてインソールを作るようにしています。

少し難しい話になったのかもしれませんが、今回のように子供の歩き方や足が気になる、靴の選び方などの足の相談は無料で行っております。気になる方はいつでもご予約頂ければご相談受け付けますのでいつでもお電話下さい。